スタッフブログ

2026-06-19 10:16:00

【コラム】工場長が「もう一回作ろう」と言った日

こんにちは。企画デザイン部のマナです。

今日も”魅惑の石鹸の世界”へようこそ。

 

 

弊社の石鹸工場では不思議な光景によく出会います。

先日もそうでした。

 

とあるご依頼の石鹸(OEMという)を試作していた時のことです。

弊社では毎回、試作品が完成すると、使用感を試すために社内でモニターを募集します。

 

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(モニタースタッフによる感想)

 

出来上がった試作品は色も綺麗。

透明感もある。泡立ちも問題ない。

しばらく使用してしてみると、肌のピリつきもなかった。

 

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(試作品1)

 

すると工場長が一言。

 

「もう一回作ろう」

 

え?」

「どこがだめだったんですか?」

 

 

石鹸作り17年。

職人の世界には時々、説明できない感覚があります。

この時、歴10年以上の職人たちも何かとは説明できないが、なんとなく違和感をおぼえたそうです。

 

もちろん、なんでも感覚で作っているわけではあありません。

配合も記録しますし、温度も測ります。成分も管理します。

正直、化粧品を扱う仕事というのは書類三昧です。

 

でも最後の最後、数字では表せない部分があります。

 

透明感の出方。光の抜け方。泡の質感。

もちろん洗い上がりの感覚も。

 

そういうものを職人は見ています。

これは機械では絶対にできない領域だと思っています。

 

何を隠そう弊社は「機械化を一才していない完全手作業の石鹸工場です」

 

しかも、製造数は毎月4万個越え。

全て手作業でやるには。業界の方々に驚かれる数字です。

 

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(一つ一つ手で磨く職人たち)

 

その日も結局、石鹸は作り直しになりました。

 

試作を担当したスタッフは「ほとんど変わらないのでは?」と思っていたそうです。

 

ところが翌週、完成した石鹸を見て驚きました。

前回より明らかに綺麗だったのです。

 

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(試作品2)

 

透明感が違う。

存在感が違う。

清涼感が違う。

同じ石鹸なのに別物でした。(実物はもっと向こう側が透けるように美しいのですが、工場の撮影技術とはこんなもんです)

 

そして使用感も格段に良くなっていました。

「さっぱりするのにツッパらない」

まさに私たちが目指す使用感、オモトコーポレーションらしさが詰まっていました。

 

 

石鹸は不思議です。

毎日使う消耗品なのに、作る側は作品のように向き合っています。

 

だから工場では、納得のできる商品ができるまで妥協をしません。

クライアント様に胸を張って、オリジナル商品を自分のものにして欲しいからです。

 

少しでも気になることがあればやり直します。時間も手間もかかります。効率だけを考えるなら、もっと楽な方法はいくらでもあります。

 

でもそれが私たちが17年間やってきた「職人技」であると思っています。

 

機械では再現できないものは必ずあります。

今日も工場では、誰かが「なんか違う」と言いながら、より良い石鹸を目指しています。