スタッフブログ
【コラム】工場長が「もう一回作ろう」と言った日
こんにちは。企画デザイン部のマナです。
今日も”魅惑の石鹸の世界”へようこそ。
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弊社の石鹸工場では不思議な光景によく出会います。
先日もそうでした。
とあるご依頼の石鹸(OEMという)を試作していた時のことです。
弊社では毎回、試作品が完成すると、使用感を試すために社内でモニターを募集します。
(モニタースタッフによる感想)
出来上がった試作品は色も綺麗。
透明感もある。泡立ちも問題ない。
しばらく使用してしてみると、肌のピリつきもなかった。
(試作品1)
すると工場長が一言。
「もう一回作ろう」
え?」
「どこがだめだったんですか?」
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石鹸作り17年。
職人の世界には時々、説明できない感覚があります。
この時、歴10年以上の職人たちも何かとは説明できないが、なんとなく違和感をおぼえたそうです。
もちろん、なんでも感覚で作っているわけではあありません。
配合も記録しますし、温度も測ります。成分も管理します。
正直、化粧品を扱う仕事というのは書類三昧です。
でも最後の最後、数字では表せない部分があります。
透明感の出方。光の抜け方。泡の質感。
もちろん洗い上がりの感覚も。
そういうものを職人は見ています。
これは機械では絶対にできない領域だと思っています。
何を隠そう弊社は「機械化を一才していない完全手作業の石鹸工場です」
しかも、製造数は毎月4万個越え。
全て手作業でやるには。業界の方々に驚かれる数字です。
(一つ一つ手で磨く職人たち)
その日も結局、石鹸は作り直しになりました。
試作を担当したスタッフは「ほとんど変わらないのでは?」と思っていたそうです。
ところが翌週、完成した石鹸を見て驚きました。
前回より明らかに綺麗だったのです。
(試作品2)
透明感が違う。
存在感が違う。
清涼感が違う。
同じ石鹸なのに別物でした。(実物はもっと向こう側が透けるように美しいのですが、工場の撮影技術とはこんなもんです)
そして使用感も格段に良くなっていました。
「さっぱりするのにツッパらない」
まさに私たちが目指す使用感、オモトコーポレーションらしさが詰まっていました。
石鹸は不思議です。
毎日使う消耗品なのに、作る側は作品のように向き合っています。
だから工場では、納得のできる商品ができるまで妥協をしません。
クライアント様に胸を張って、オリジナル商品を自分のものにして欲しいからです。
少しでも気になることがあればやり直します。時間も手間もかかります。効率だけを考えるなら、もっと楽な方法はいくらでもあります。
でもそれが私たちが17年間やってきた「職人技」であると思っています。
機械では再現できないものは必ずあります。
今日も工場では、誰かが「なんか違う」と言いながら、より良い石鹸を目指しています。



